vol.263 死に様が一番大事
2024-08-06
・死に様が一番大事
・最悪な死に方
・最良の死に方
・古川くんの最期
・登山家に必要なエゴ
・神々の宿る山
・魔の山エベレスト
はい前回はですね 人間の生き方とても大事だと言いましたけれども
もっと大事な、もっと大事なところだね
大事ですよ、
一番大事なのは〝死に方〟ですね
〝死に様〟これが大事で、大概の人は後悔しながら死んでいきます
「ああすればよかった」
「もっとこうすればよかった」と
財産なんか残さないで自分で使っちゃえばよかったとか、子供がろくなことになっていないとか
後悔いっぱいしますよね
あるいはあの時大学になんか行かないで自分の好きなことをやっていればよかったとか
いっぱいあるじゃないですか
あんな彼氏は選ばなきゃよかったとか、あんな人と結婚しなきゃよかったとか
ありますよね
後悔先に立たずですが、後悔しない生き方をずっとしてきて
最後にもう死ぬ時にですね
別に何も思うことなく
まあ、これでよしみたいな感じで死ぬのが一番いいわけです
病院でですね点滴受けながら無理やり生かされて
変な薬打たれて
何かわかんない
ただ生かされているだけ
生かされるというかまあなんちゅうの、植物人間ですよね
植物人間ならまだいいんだけど、まだよくはないよ
無意識の状態でも意識ありますから苦しいですよ
また、意識があって動けなくて
流動食でというのは、まあ辛いですね
そんな死に様みんな嫌でしょう
だからスパッと逝きたいですよね
そのためには後悔しない生き方というのを常にやってないと
ということですね
だから植村さんの亡くなり方ってのは、
彼は冒険家・登山家でしたけれども、自分の好きなことやってて
マッキンリーに登頂して「やった」と
好きな奥様にも会えるなった時には絶頂の時に
亡くなっているわけですよね
それも苦しまないで、ほとんど苦しまないで亡くなってますから
ある意味羨ましいですよ
で。私、目風の分身は。
あれですよ、古川くんが亡くなる時かその前ですよね。
多分覚醒する時に、目風の分身は戻る。本体の方に戻ります。
古川くんは覚醒できるかどうか・・・まだギリギリなんですけど、
できた時はしばらくここで
ここでというか、この地上で色々やって
それから…いなくなりますけれども、その時は肉体ごといなくなっちゃうんですね
それはそれでいいですけれども、
普通の方はですね、やっぱり亡くなる時に
その、なんつうの?
元気でポンと亡くなるのが一番いいわけですよ
そういう亡くなり方を教えているわけです
死に方ですよね。
死に方のレクチャーとかね。
で、登山家というのはですね、あるいは冒険家というのはやっぱりエゴイストなんすよ
エゴがないとダメで
あのー・・・もうすぐですね
虚空蔵東京本の第3冊が出るんですけども
ここからはいよいよエゴの話になってきますね
〝エベレスト〟ってのがあるじゃないですか
あれは世界一高い山ですよね、あれは
で富士山は日本一高い山
で今、富士山が大変なことになってて
死人がいっぱい出ていますよね
えーいつだっけ5月がお山開き?富士山の解山日、山開きだったんですけれども
たしかそうですよね?違ったかな
(※富士山の山開きは、山梨県側は7月1日頃から、静岡県側は7月10日頃からとなり、両側とも9月10日頃に閉山されます。)
たちまちその時に既に3人ぐらい死んでました
冬に死んだ方とかがですね、頂上で3人死んでましたね
遺体が見つかってますね
(※開山初日からその翌日までに男性3人が亡くなり7月14日にも男性1人が死亡。
死者数は増え続け現在計6人の異常事となっている)
で、その後もだんだん登山とか、軽装で登ったり、
外人が主なんすけども、外人が登って結構死んでます
今日までにも
だから自分は出来るんだとか、そんなのはなんでもないとか
あるいは名を馳せたいとかですね
やっぱエゴですよね、ダメダメダメ
日本の富士山ってやっぱ神々が宿る山ですから
そういう気持ちで登ると天罰ではないけど、自分のエゴが拒否しますよね。登ることを。
エベレストは特にそうで。エベレストは神の山じゃなくて、あれはエゴの山なんすよ
怖いですよ。
魔の山と言ってもいいくらいで。
あそこに死体はいっぱいありますよ。
で実際登るとゴロゴロしますよ、死体がそのまま、死体が降ろせなくて
降ろす方法が、手段がないんですよ
ないことはないけど、やらないですよ大概
登っていくと、道の脇に死体が転がってるんですよ
大体避けてはいるんですけれども、まぁありますよね。目につきますね
皆ですね、その「名を馳せたい』「登りたい」「なんとしても自分の力を試したい」ということで、登るんですけども
エゴに囚われすぎてしまうと
(登山には)ある程度ないと駄目なんすけどもね
囚われ過ぎて周りが見えなくなって
天候が見えないとか、あとちょっとで登れる、だから時間的には少し無理があるけど登っちゃおうとかね
酸素が切れたけどももうちょっと頑張れるとか、天候がおかしくなってきたけど、これぐらいなら大丈夫だろうとかいうふうに
良い風にエゴは想像しちゃうとか、期待を膨らましちゃって
遭難しちゃうわけですよ
そこを冷静になって登れる人だけが登れる山ですね
エゴに振り回されないというかですね
そこが難しいところ
その辺を次回、お話ししましょう